禿げてしまう日の訪れを恐れている人へ

禿げ・薄毛の原因は、ストレスや日々の頭髪ケアなど小さな差はあれど、はっきり言って遺伝的要因によるものが大きいと思います。だからこそ多くの男性が、祖父や父、親類の「頭髪事情」を思い返しては、いつかその日が来ることを、心の中で恐れているのだと思います。
もし、あなたの薄毛の原因が遺伝ならば、程度の差はあれいつか必ず、祖父・父のような髪量・髪質になることは避けられないでしょう。問題は、見た目をどうしていくのが一番、本人にとっても周りにとっても良いか、という点です。
私の母方の家系の男性は、みんな禿げでした。特に祖父は、私の物心ついた時には完全な禿げで、土星の輪のようにふわふわと毛が残る程度でした。しかし、彼が禿げてしまったことへの辛さを口にしたのを聞いたことは一度もありません。髪自体が減ってしまってからも定期的に理髪店へ足を運び、残り毛をすっきりと刈り込んでいました。
いわゆる「バーコード」様の髪型を選ぶ人もいますが、あれは「私は禿げです」というのを見る人に強調するだけで、地肌が特に余計に隠れる訳でもないため、やめた方が良いと思います。
髪量が減ってきたら。残った毛をできるだけ伸ばして頭全体を覆おうとするよりも、薄くなってしまった部分は薄くなってしまった部分として受け止め、残った髪をこまめにすっきり短めに刈り込むようにすると、清潔感が出て、相手に好印象を与えられるのではないでしょうか。